今年、全日本からCBR250Rカップ・インタークラスへ戦いの場をスイッチした森俊也。
いよいよ来年のADCへの参戦を賭け、鈴鹿でのグラチャンという最終決戦を迎えます。
Team NOBBYとしてもできるだけ良い形で俊也が今年最後のレースに参戦できるよう考えた末、
マシン面ではテック2とジョイント。
さらに鈴鹿へ向け、限られた条件の中でできる限りのセットアップを行おうと
監督の持てるリソースをすべて出そうと考えた結果が
もてぎロードレース選手権最終戦への坂田和人さん緊急参戦だったのでした。
『出るからには全力で走る!』という坂田さんの基本スタンスからすると
十分ではない練習時間とレースへの準備のため
満足のいかないレース体制で本番に臨まなくてはならない状況となってしまったことはチームとして、本当に申し訳ないと感じつつ、それでもしっかりとバイクのセットアップを行い、インター1位という結果を出してくれた坂田さんには感謝の言葉以外、ありません。
端から見ると、俊也は非常に恵まれた環境でCBRカップを戦っているような印象を受けるかもしれません。
でも彼自身、現在はホンダ技研埼玉製作所(狭山工場)で働き、その合間を縫ってレース参戦しています。
全日本と併催だった岡山、鈴鹿はともに、前日まで工場の勤務があったため、
仕事を終えてからサーキットへ向かい実質、朝予選を行いその日の夕方に決勝という厳しい環境の中で、結果を残してきています。
そんな俊也の頑張りに監督も応えようと、今回の坂田選手参戦を実現させました。
もちろん、そうしたレース活動の中で得たデータはテック2にフィードバック。
セッティングデータなどもこのwebを使って紹介していく予定でいます。
Team NOBBY日本サイドでの今年の残りのレースは俊也、そして中村大輝の二人が参戦する鈴鹿選手権最終戦。
全力で残り1レース、戦います!