2016 CEV 第1戦バレンシア Moto2レースレポート

H43 TEAM NOBBY
#17 山田誓己 SENA YAMADA
FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロッパ選手権
第1戦バレンシア
予選:11番手(1分38秒048)
決勝 RACE 1:15位
RACE2:DNF

FIM CEV レプソル Moto2ヨーロッパ選手権が4月16日(土)・17日(日)にスペイン・バレンシアサーキットで開幕したH43TeamNOBBYからは、山田誓己がエントリー。昨年までMoto3クラスを走っていた山田にとって初めてとなる中排気量級でのレースとなった。マシンは、Moto2クラスではスタンダードとも言えるKALEX。最も世界選手権に近いレベルと言われるシリーズで、どんな走りをするか注目された。

予選
土曜日に2セッションで争われた公式予選。まず予選1回目は、マシンセットを進めながらピットイン、ピットアウトを繰り返す。セッション終盤にマシンがまとまってきたところでニュータイヤを履きタイムアタック。1分38秒048を出し、8番手と、まずまずのポジション。続く予選2回目もセットを詰めながら、セッション終盤にタイヤを交換してピットアウトする。しかしマシントラブルが発生してしまいコースにストップ。最後のアタックができず、ベストタイムは1回目のタイムとなってしまい11番手グリッドと不完全燃焼の予選となってしまう。

RACE 1
4列目からのスタートなった山田は、初めてのMoto2クラスのレースということもあり、スタートを失敗し出遅れてしまう。さらにオープニングラップの11コーナーの進入でシフトダウンした際にマシンが大きく振られてしまいコースアウト。すぐにコースに復帰するもののポジションを落としてしまう。そこから追い上げ13位を争うグループに追い付くが、前をかわせず15位でチェッカーフラッグを受けた。

RACE 2
レース1よりは、いいスタートで始まったレース2。オープニングラップは17番手でホームストレートに戻って来る。2周目にトップを走っていたライダーが転倒し、一つポジションを上げると、5周目には集団の中、15番手につけていた。この集団は、6番手から続く大集団となっておりシングルフィニッシュを射程に入れていたのだが…。7周目にコーナーのクリッピングポイントについたところで、転倒したマシンが山田のマシンをヒット! アクシデントに巻き込まれる形で転倒を喫してしまう。すぐに再スタートを試みるがエンジンがかからず、そのままリタイアとなってしまう。ケガがなかったことが不幸中の幸いだった。

山田誓己コメント

「こうして新しいシーズンを迎えられたことを、応援していただいている全ての方に感謝します。Moto2デビュー戦は、不甲斐ない結果となってしまいました。ただ、このレースを戦ったことで課題が明白になりましたし、次戦に向けて、問題を克服して行けるようにしていきたいと思っています」