2016鈴鹿サンデー第2戦レースレポート

今年から鈴鹿8耐出場権に関するルールが変更され、事前のレースで結果を残さなければ参戦できなくなりました。当初チームは全日本第2戦鈴鹿2&4で、鈴鹿8耐参戦権を獲得できる位置でのゴールを目指したのですが、残念ながら及ばず。このため、5月7日・8日に三重県鈴鹿サーキットで行われる鈴鹿サンデーロードレース第2戦に出場。8耐参戦権獲得に再チャレンジとなりました。ライダーは鈴鹿2&4同様、徳留和樹。速さはもちろん、豊富な経験を持つライダーだけに、出場権獲得を賭けた走りに期待が高まります。

金曜日は20分を2回、さらに土曜日は午前中に15分間という合計3回の特別スポーツ走行が組まれ、セットアップを進めました。土曜午後の予選は途中で1回ピットインし、マシンをアジャスト。ラストラップにベストタイムとなる2分13秒297のタイムをマークし、決勝は5番手、2列目からのスタートとなりました。

決勝は15周で行われます。ここで上位17チームに入ればチームのねらいである鈴鹿8耐出場権が得られます。いよいよレースがスタート。1周目を7番手でクリアした徳留は2周目に2分15秒から14秒台へ入れ、さらに予選を上回るペースでラップしようとねらっていましたが、マイナートラブルが発生。このため安定したペースを刻もうと作戦を切り替え、ラップを重ねます。タイムは4周目にこの日の徳留のベストとなる2分14秒483を記録しましたが、そこから上げることはできず、15秒、16秒台で周回。ラストラップには2分18秒まで落としましたが、12位でゴール。今回のレースの最大の目標である鈴鹿8耐参戦権獲得を無事に果たしました。

上田 昇監督
「マイナートラブルが続き、当初は全日本第2戦鈴鹿2&4で8耐参戦権獲得を果たしておきたかったのですができず、今回のレース出場になってしまいました。トラブル解消を図ってきているつもりなのですが、今回のレースでもまた出てしまい、ライダーに厳しい状況でのレースを強いることになってしまいました。そんな中、徳留和樹はチーム状況を理解し、今回のレースで何をすべきか理解。しっかりと結果を出してくれました。この結果はすべて、彼の能力の高さによるものです。その頑張りに応えるためにもチームサイドとして8耐までの2ヶ月でマシンをしっかりと仕上げ、彼が全力で攻め込めるよう仕上げていきます」

徳留和樹
「少しずつマシンは良くなっています。まだマイナートラブルは出てしまっていますが、8耐出場権を獲得することが出来ましたし、このあと、鈴鹿サーキットでスポーツ走行も出来ますので、そこでしっかりとマシンを造り込んでいきたいと思います。自分自身の調子がいいのは前回の2&4、そして今回のレースで確認できているので、チームと協力していいマシンを造り、鈴鹿8耐では良い結果を出したいと思います」

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